【参加された方の声】
快晴。緑の風に木々の葉がそよぐよいお日和でした。
いつものように「池子の風」で始まります。
神社のお社の方を向いて「かごめかごめ」を歌っていると、いつもふしぎと鳥が飛んでくるのですね。この日は、頭が深いルリ色の黒っぽい小鳥が飛んできて、お宮の前の石段のところに止まっていました。
「鯉のぼり」を歌いながら、ふと見上げると、高い空に垂直に細い飛行機雲ができていて、まるで空の滝のようでした。ああ、この白い滝を元気に登ってゆくのだ、尾びれを振って飛び跳ねながら、空の鯉は・・・
神社の木は昔から何年も、さまざまな心の重荷や願いを胸に参道を行く人々を見守ってきたのでしょう。人の心をとてもよく感受してしっかり受け止めてくれているようです。参道には神さまへの人々の心が流れているのでしょう。そして私たちの歌声と願いがそこに重なって漂っていたに違いありません。この日も鳥が二羽、お宮の方から参道に飛んできて、翼を扇のように広げて、胸の高さのところで大きく方向を折り返して、また飛び去って行きました。
風と雲と木々と鳥たちと、そして私たちの歌と心。皆でひとつの願いを織り上げた会となりました。きっと五月の空の彼方の神さまのところまで届いたと信じます。天の幸福のひとしずくを胸にいただき、それが広がるこの幸せを少しでも多くの人々と、どんな形であれ、共有したいと思いました。
由有子先生、皆さま、ありがとうございました。 (H・K) |