【参加された方の声】
「みどりを守る歌声の会」に参加しました。
空を見上げれば、紅葉がすすみ、木々の間から小鳥のさえずりが聞こえました。
会場は、逗子市役所隣の亀岡八幡宮です。お詣りに来られる方や子供連れで遊びに来る方、買い物の途中の方、お弁当を食べてお昼休みをする方、そしていつもお会いする方などで、ゆったりとした時間が流れます。
青木由有子さんと「池子の風」のうたから始まり、歌声が境内からひろがり始めると、スゥーと風が流れ込み温かい雰囲気に変わる気がします。
この歌う会の “歌声で地球の緑を守りましょう” “歌声で逗子の海と緑を守りましょう” “歌声で池子の森を守りましょう” という言葉の中には、地球を愛する心があります。私は、以前この会を知った時、歌声で地球が変わってゆくの? という感じでした。けれど会を重ねてゆくうちに、会場に流れる風、皆が気持ひとつでこの場に足を運ばれる意味を知りました。
リラ自然音楽クラブで、人の声には、その人の心や人格までものると教わり、そして自然のことにも目を向けるようになりました。たとえば森は、沢山の水を蓄えています。自然界の厳しさや人間のエゴにより森の自然が崩れると汚い水が川から海へと流れ、海の生物体系もくずれてゆく。やがて私達の生活にも関わってきます。この様に命は、1本の鎖のように繋がっている。皆の思いひとつで地球を変えることができる。自分にも何か出来ることがあったと知った時は喜びでした。
本日の最後の歌は、「春はかえる」でした。どんな人にも春はかえる。希望のうたです。歌を知らなくても歌声に耳を傾けて下さる姿に、とても嬉しく感じました。
タンポポの綿毛が風にのり、あちこちに飛んでゆき、そこで芽を出し、花ひらくように、歌声も空たかく風に舞いこの地球上のあちこちに拡がっていってほしいと思います。
境内の土にかわいい幼子が遊んだモミジのような手の跡が残っていました。子供の声や笑顔があふれる地球に! 夢ではない……そんな温かな気持になりました。 (I・N) |