【参加された方の声】
10月最後の日、「みどりを守る歌声の会」に参加しました。近所のあちこちでススキの穂を見かけるようになり、ようやく秋らしくなったと思ったのも束の間、朝晩は少し冷えるくらいになってきましたが、会が行われたお昼ごろは秋の陽射しが心地よく降り注ぐ穏やかな日和でした。歌を歌い始めるといつものように風が吹き始め、御神木の銀杏をはじめ、境内の木々の枝が気持ちよさそうに揺れています。「虫のこえ」、「埴生の宿」、「夕焼小焼」「古き良きロンドンデリーの歌」など秋の歌や自然音楽を歌い、最後は「春はかえる」を歌いました。どの歌も歌詞の日本語がとても美しく、歌っていると情景が浮かんできます。何日か前に見たきれいなお月さまを思い出したり、自然と親しく暮らしていた昔の人たちに思いを馳せたり…、みどりを守ることの大切さを身に染みて感じると共に、一回も欠かさず会を続けていらっしゃる由有子さんには本当に頭が下がります。
帰りがけに市場で菊の花を買いました。農家の方が育てたお花らしく香りがとても強くて、子供のとき庭に咲いていた菊の花の香を思い出しました。昔は物質的には今ほど恵まれず便利でもなかったけれど、自然が身近にもっとたくさんあり、人々の心は今よりずっと豊かだった気がします。
人も自然もみんな仲良く幸せに暮らせる日が一日も早く訪れるよう、これからも由有子さんを応援し、一緒に頑張っていきたいと思います。 (近) |