毎月1回・定例第80回 みどりを守る歌声の会2010年 9月 13日

【参加された方の声】
 気温は炎暑でも、風や雲の気配は秋になりました。月に一度、亀岡八幡宮に参集した人々が、歌声で地球のみどり、逗子の海と緑、池子の森を守ろう、という志で歌います。一人で歌うより、心を一つにして唱う時、充実したよろこびで満たされます。現在の境内はこぢんまりしているが私が子供の頃は、二階建の小さな町役場が今の所に建ち、樹木も多く、広く感じていました。銀杏(イチョウ)の大樹は、下から見上げるより、離れた高い所で見ると、天高く聳え、年代と根回りの大きさが分かります。
 次に池子の森に向かって唱う時、忘れえぬ出来事が浮かびます。昭和十二年頃、森の中に海軍の倉庫があり、終戦とともに接収され、そのまま使用されていたそうです。二十二年の十一月、野積みされていた弾薬が爆発、延焼して、小学校三年生だった私達も葉山迄、引率され徒歩で避難し、町はごった返し、その音は断続的に二日余り聞いたように思います。年々花火が豪勢に打ち上げられ、去来する想いは複雑です。自然破壊の歴史は古く、池子の森を守る意識も年々薄れてゆく気がします。
 今、私ができることは、心をこめて歌うこと、と思っています。 (成岡れ)

 

逗子市
写真1(逗子) 写真2(逗子)
写真3(逗子) 写真4(逗子)
写真5(逗子) 写真6(逗子)
写真7(逗子) 写真8(池子)
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