【参加された方の声】
　蝉さん大合唱の暑い日、たくさん集まって下さった方の中には夏休みの子供さんの姿も見えました。皆さんと木陰で数曲歌ったころ上の方の枝には伴奏から頑張って歌っているカラスさんもいました。ときどき来る風にほっとしたり、きれいな川床のような光の模様が歌詞プリントに出来たりするのを喜んでいるうちに神社での歌声の会は終わり池子の森の近くへ移動しました。地元の方が来られたのを喜んでいるかのように、風が来ると揺れるそれぞれの枝先は妖精さんも一緒に歌ったり踊ったりしてくれているように見え、いいなあと思いながら歌っていると、正面の山の所が動物のお人形をそっと座らせたように盛り上がって見え何回目をぱちぱちしてもそこにいて、終わりころちいさな目がキラキラっと光ってこっちを見ているようで嬉しくなりました。帰り道沿いのフェンスに葛の花が咲き始めていて、あのいい香りのそばを通れると思うと今から来月が楽しみです。　（大森ひ）